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たかが多言語対応、されど多言語対応。コミュニティにもたらすポジティブな効果とは?

更新日:2026/06/08

たかが多言語対応、されど多言語対応。コミュニティにもたらすポジティブな効果とは?
コミューン編集部

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マーケティングでお困りの方へ

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施策は実行している。CSにも取り組んでいる。
それでも、どこか噛み合わない。

その違和感は、顧客との関係性が
積み上がっていないことかもしれません。

顧客との関係性を「面」として設計するために、
コミュニティという選択肢を検討しませんか?

施策は実行している。CSにも取り組んでいる。
それでも、どこか噛み合わない。

その違和感は、顧客との関係性が
積み上がっていないことかもしれません。

顧客との関係性を「面」として設計するために、
コミュニティという選択肢を検討しませんか?

想像してみてください。あなたの会社が運営するオンラインコミュニティ。そこには、製品やサービスを愛する熱心なユーザーたちが集い、日々活発な交流が生まれています。

では、もしそのコミュニティに、海外から製品を購入してくれたユーザーや、日本に住む外国籍のユーザーが参加しようとしたら、どうなるでしょうか?

投稿はすべて日本語。UIの表記も日本語のみ。彼ら・彼女らは、その熱量の高い輪の中に、果たしてスムーズに入っていけるでしょうか。多くの情報が理解できず、発言することもためらい、静かにその場を立ち去ってしまうかもしれません。

「うちは国内向けのビジネスだから関係ないよ」
「多言語対応なんて、コストも手間もかかるし、費用対効果が見えない」

そう考える方もいるでしょう。しかし、その考え方には大きな機会損失が潜んでいる、と考えています。オンラインコミュニティにおける多言語対応は、単なる「翻訳機能の追加」という技術的な問題ではありません。それは、コミュニティの価値を根底から引き上げる戦略的な打ち手なのです。

この記事では、「たかが多言語対応」と見過ごされがちなこのテーマが、いかにして「されど多言語対応」と呼ぶべき重要な意味を持つのかを解説していきます。

それではいきましょう!

なぜいま、多言語対応なのか?

「グローバル化」という言葉が叫ばれて久しいですが、その波はもはや一部のグローバル企業だけのものではありません。インターネットが隅々まで浸透した現代において、企業の規模や業種を問わず、ビジネスの舞台は否応なく世界へと広がっています。

海外のユーザーがSNS経由であなたの製品を知り、ECサイトで購入する。インバウンド観光客が日本であなたのサービスを体験し、帰国後もファンであり続ける。こうしたケースは、もはや日常的な光景です。

国内においても、日本の在留外国人数は年々増加傾向にあり、2023年末には過去最多の約341万人に達しました。これは、私たちの足元に、多様な言語的背景を持つ顧客層が確実に存在していることを意味します。

※関連記事: 出入国在留管理庁|令和5年末現在における在留外国人数について

オンラインコミュニティという、顧客との継続的な関係構築を目指す場において、この多様な顧客層を「言語」という壁で無意識のうちに排除してしまっているとしたら、それはあまりにも大きな損失ではないでしょうか。企業が真の顧客起点経営を目指すのであれば、もはや「日本語がわかる人だけ」を相手にする時代は終わりを告げたのです。すべての顧客に向き合い、その声に耳を傾ける。そのためには、コミュニティにおいても多言語対応が欠かせません。

シームレスな体験の重要性

「それなら、Google翻訳のようなツールを使ってもらえばいいのでは?」

そう考えるかもしれません。しかし、それは問題の本質的な解決にはなりません。むしろ、中途半端な対応は、かえってユーザーのストレスを増大させる可能性すらあります。

考えてみてください。投稿を読むたびにテキストをコピーし、翻訳サイトに貼り付け、意味を理解する。コメントを書くときも、まず母国語で文章を作成し、それを翻訳ツールで日本語に直し、不自然な部分がないかを確認してから投稿する…。

試してみるとわかりますが、この一連の作業は想像以上に面倒です。コミュニケーションのテンポを著しく損ないます。会話のキャッチボールが、まるで重い荷物を背負いながら行うような、ぎこちないものになってしまうのです。

ちなみに、コミューン社が提供を開始した「多言語翻訳機能」が目指したのは、こうした課題の根本的な解決です。ユーザーが「言語」を意識することすらない、シームレスな体験です。

※関連記事: Commune、「多言語翻訳機能」の提供を開始 〜コミュニティにおける言語面でのDE&Iを推進〜

多言語対応がもたらす、3つの「真の価値」

ここからが本題です。言語の壁を取り払い、すべてのユーザーにシームレスな体験を提供できるようになったコミュニティは、一体どのような変貌を遂げるのでしょうか。それは、単に「外国語ユーザーが増える」といった表面的な変化にとどまりません。企業経営の根幹に関わる、3つの本質的な価値をもたらします。

価値①:DE&Iの実現

近年、多くの企業がDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の重要性を掲げています。しかし、それが具体的なアクションとして顧客にまで届いているケースは、まだ少ないのが現状ではないでしょうか。コミュニティの多言語対応は、このDE&Iを「実践」へと昇華させる一手です。

  • ダイバーシティ(多様性): 国籍、文化、言語の異なる多様なユーザーが、実際にコミュニティに参加できる状態をつくります。

  • エクイティ(公平性): 言語能力に関わらず、すべてのユーザーが情報にアクセスし、発言するための「公平な機会」を提供します。

  • インクルージョン(包括性): 多様な背景を持つ一人ひとりが「自分はここの一員だ」と感じられる心理的安全性の高い空間を醸成し、コミュニティへの帰属意識を高めます。

特に重要なのが「エクイティ」と「インクルージョン」です。ただ多様な人がいるだけでは不十分で、誰もが公平に参加でき、受け入れられていると感じられる環境があって初めて、多様性は力になります。言語の壁は、この公平性と包括性を阻害する最大の要因の一つです。

すべてのユーザーが母国語で安心して参加できるコミュニティは、「私たちは、あなたのバックボーンに関わらず、あなたという一人の顧客を尊重します」という企業の姿勢を物語ります。このメッセージは、顧客のロイヤルティを醸成する上でインパクトを持つはずです。

価値②:イノベーションの推進

異なる知識や経験、価値観がぶつかり合うところに、イノベーションは生まれます。多言語対応されたコミュニティは、まさにこの「化学反応」を誘発する絶好の実験場となります。

例えば、ある日本のゲーム会社が運営するコミュニティ。日本では当たり前とされていた攻略法が、海外のユーザーによって「もっと効率的な方法がある」と覆されるかもしれません。あるBtoB SaaS企業では、国内では想定されていなかった業界のユーザーが海外から参加し、製品の全く新しい活用法をシェアしてくれるかもしれません。こうした「想定外の発見」は、企業が内部の人間だけで議論していても、決して生まれてこないものです。

多言語コミュニティは、世界中に散らばる顧客の集合知を吸い上げるための強力なパイプラインとなります。グローバルな顧客の声をリアルタイムで収集・分析し、製品開発やサービス改善のサイクルを高速で回していく。これこそ、変化の激しい時代を勝ち抜くための、顧客起点のイノベーションの姿です。

価値③:LTVの向上

LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の最大化は、あらゆる企業にとって至上命題の1つです。そして、LTV向上の鍵を握る要素の1つに顧客エンゲージメントがあります。

当然のことですが、言語がわからず、コミュニティの恩恵を十分に受けられないユーザーのエンゲージメントが高まるはずがありません。彼らは、本来であれば製品やブランドの熱心なファンになるポテンシャルを持っていたにもかかわらず、「言語」という不公平な理由でコミュニティ体験が損なわれているのです。

多言語対応によって、すべてのユーザーに等しく、質の高いコミュニティ体験を提供すること。それは、顧客体験(CX)の格差をなくし、一人ひとりの顧客満足度を最大化する取り組みです。母国語でストレスなく情報を得られる。他のユーザーと円滑に交流できる。企業からのサポートをきちんと受けられる。こうしたポジティブな体験の積み重ねが、製品への理解を深め、ブランドへの愛着を育み、コミュニティへの帰属意識を高めます。

その結果、解約率の低下、関連製品の購入(アップセル/クロスセル)、そして友人や知人への推奨(リファラル)といった形で、着実にLTVの向上に貢献していくのです。

おわりに

ここまで、コミュニティにおける多言語対応がもたらす効果について論じてきました。多言語対応は、一部のグローバル企業が取り組むべき、コストのかかる特殊な施策ではありません。それは、国籍や言語を問わず、すべての顧客と真摯に向き合おうとする企業の「姿勢」そのものといえるでしょう。

私たちコミューンは、ビジョンとして「あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる」を掲げています。今回ご紹介した「多言語翻訳機能」も、まさにこのビジョンを実現するための機能です。

「たかが多言語対応」と見過ごすか、「されど多言語対応」と捉えるか。この記事がそれを考える参考になれば幸いです。

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