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コラム

マーケティング

顧客体験とは?顧客体験を向上させる方法や成功事例を紹介

2026/03/02

顧客体験とは?顧客体験を向上させる方法や成功事例を紹介
コミューン編集部

コミューン編集部

「顧客体験とはどういう意味なのか?」
「顧客体験を向上させるにはどうしたら良いのか?」
そう思う方も多いのではないでしょうか。顧客体験を理解することで、企業の成長を加速させることが可能となります。

今回は、顧客体験について解説します。顧客体験の重要性やそれを向上させる方法についても解説していますので、ぜひご参考にしてみてください。

マーケティングでお困りの方へ

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施策は実行している。CSにも取り組んでいる。
それでも、どこか噛み合わない。

その違和感は、顧客との関係性が
積み上がっていないことかもしれません。

顧客との関係性を「面」として設計するために、
コミュニティという選択肢を検討しませんか?

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それでも、どこか噛み合わない。

その違和感は、顧客との関係性が
積み上がっていないことかもしれません。

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第1章 顧客体験とは?CXの基本概念

顧客体験(CX)の定義

顧客体験(Customer Experience:CX)とは、顧客が企業やブランドと関わる過程で得るすべての経験を指します。商品やサービスそのものの品質だけではなく、情報収集、購入、利用、サポート、コミュニケーションなど、あらゆる接点が含まれます。

例えばECサイトの場合、商品の検索、サイトの使いやすさ、決済のスムーズさ、配送のスピード、問い合わせ対応など、すべてが顧客体験を構成します。つまりCXとは、商品購入の瞬間だけではなく、顧客と企業の関係の中で生まれる体験全体を指す概念です。

顧客接点(タッチポイント)との関係

顧客体験を理解するうえで重要なのが「顧客接点(タッチポイント)」という考え方です。顧客は広告、SNS、検索、ECサイト、店舗、サポートなど、さまざまな接点を通じて企業と関わります。

これらの接点がバラバラに設計されていると、顧客体験は分断されてしまいます。逆に、顧客の行動を前提に接点が連携している場合、一貫した体験が生まれます。CXの改善とは、こうした接点を横断的に設計することでもあります。

CXが企業価値に与える影響

質の高い顧客体験は、企業の成果に直接影響します。顧客満足度の向上、リピート購入の増加、口コミによる新規顧客の獲得など、CXは長期的なブランド価値の形成に大きく関わります。

特に近年は新規顧客獲得コストが上昇しているため、既存顧客との関係を深めるCX戦略の重要性が高まっています。顧客体験は単なるサービス品質ではなく、事業成長を支える重要な要素といえます。

第2章 顧客体験と顧客満足度・顧客サービスの違い

顧客サービスとの違い

顧客サービスとは、顧客が商品やサービスを利用する際に提供されるサポートのことです。例えば問い合わせ対応、返品交換、サポート窓口などが該当します。

一方で顧客体験は、こうした顧客サービスを含むより広い概念です。顧客サービスはCXを構成する一要素であり、顧客体験そのものではありません。

顧客満足度との違い

顧客満足度(CS)は、顧客が商品やサービスに対してどれだけ満足しているかを測る指標です。アンケートや評価スコアなどによって測定されることが多く、体験の結果を示す指標といえます。

一方、顧客体験はその満足度を生み出すプロセスです。つまりCXは原因であり、顧客満足度は結果として表れるものです。

CXがより広い概念である理由

例えばレストランの場合、予約のしやすさ、店内の雰囲気、接客、料理の味、価格など、すべての要素が顧客体験に含まれます。顧客満足度は、その体験の結果として評価される指標です。

このようにCXは、顧客と企業の関係全体を扱う概念であり、顧客満足度や顧客サービスよりも広い視点を持つ概念といえます。

第3章 なぜ今顧客体験が重要なのか

製品差別化が難しくなった

現在、多くの業界で製品機能の差別化が難しくなっています。テクノロジーの進化により、競合企業が短期間で同じ機能を実装できるようになったためです。

その結果、競争の軸は「機能」から「体験」へと移行しています。どの企業から購入するかは、商品スペックよりも体験の質によって決まるケースが増えています。

顧客接点の多様化

顧客はSNS、検索、ECサイト、アプリ、店舗など、複数のチャネルを行き来しながら購買行動を行います。これらの接点が分断されていると、顧客体験は不自然なものになります。

そのため企業は、オンラインとオフラインを横断した体験設計を行う必要があります。これがCX戦略の重要なポイントです。

経験価値が重視される時代

近年は「モノ消費」から「コト消費」へと価値観が変化しています。顧客は単に商品を購入するだけでなく、ブランドとの関係性や体験そのものに価値を見出すようになっています。

そのため企業は、商品提供だけでなく、顧客がどのような体験を得るのかという視点でサービスを設計する必要があります。

第4章 顧客体験を向上させるための実践と計測

顧客接点を可視化する

CX改善の第一歩は、顧客接点を整理することです。顧客がどのタイミングで企業と接触するのかを可視化します。

認知、検討、購入、利用、サポートといった流れを整理することで、体験のボトルネックを見つけることができます。

カスタマージャーニーを設計する

顧客接点を整理した後は、カスタマージャーニーとして整理します。これは顧客がどのような行動を取り、どのような感情を持つのかを時系列で整理するフレームワークです。

これにより、離脱ポイントや不満ポイントを特定し、具体的な改善施策を設計することが可能になります。

データと顧客の声を組み合わせる

CX改善では、定量データと定性データの両方が重要です。行動データやアンケートだけでなく、顧客インタビューやコミュニティでの会話なども重要な情報源になります。

これらを組み合わせることで、顧客理解の解像度が高まり、より効果的な改善施策を実行できるようになります。

NPS(顧客推奨度)

NPS(Net Promoter Score)は、顧客ロイヤルティを測定する代表的な指標です。「このサービスを友人に勧めたいか」という質問により、顧客の推奨意向を測定します。

NPSは顧客体験の評価だけでなく、ブランドロイヤルティの把握にも活用されます。

CSAT(顧客満足度)

CSATは顧客満足度を測定する指標です。特定の体験に対してどの程度満足しているかを評価します。

主に購入体験やサポート体験など、特定のタッチポイントの評価に利用されます。

CES(顧客努力指標)

CES(Customer Effort Score)は、顧客がどれだけ努力を必要としたかを測る指標です。問い合わせ解決のしやすさや購入プロセスの簡単さなどを測定します。

顧客体験では、努力が少ない体験ほど評価される傾向があります。

第5章 顧客体験向上の成功事例

パナソニック株式会社(LUMIX)様:製品への愛着を深化させる体験設計

ハイエンドカメラブランド「LUMIX」を展開するパナソニック株式会社様では、購入後の体験がブランドスイッチ(他社への買い替え)防止に直結する一方で、以下の点に頭を悩ませていました。

【導入前の課題】

  • 製品の高機能化に伴い、初心者の使いこなしが難しくなり、サポート負担が増大していた
  • 購入後の顧客との接点が薄く、製品スペック以外の「ブランドへの愛着」を育む場が不足していた
  • 他社ブランドへの流出を食い止めるための、長期的なLTV向上の施策を模索していた

【導入後の改善・成果】

ユーザー同士が教え合い・高め合うコミュニティ「LUMIXコミュニティ」を構築した結果、体験の質が劇的に向上しました。

  • 開発者との対話やユーザー体験イベントにより、製品スペックを超えた「撮る楽しみ」を最大化
  • 年間30万件を超えるリアクションが発生し、離脱しかけた顧客が「またこのブランドが好きになった」と再エンゲージメントする事例が続出

→ 事例詳細はこちら

ユーザックシステム株式会社様:顧客の成功をインフラで支える解約防止戦略

B2B SaaSを展開するユーザックシステム株式会社様では、システムの導入効果をいかに定着させるかが最大の課題であり、カスタマーサクセスの観点から以下の課題を抱えていました。

【導入前の課題】

  • 特に地方の顧客など、対面でのフォローが薄くなりがちなセグメントでの満足度維持が困難だった
  • カスタマーサクセス活動が属人的になり、組織的な成功体験の提供に課題があった
  • 解約率(チャーンレート)が高止まりしており、安定した事業基盤の構築を急いでいた

【導入後の改善・成果】

コミュニティ「名人+(Plus)」を立ち上げ、顧客の成功をインフラで支える仕組みを構築しました。

  • 法改正対応Tipsや業務テンプレートの配布により、顧客が確実に成果を出せる「成功の道筋」を可視化
  • いつでも相談できる安心感の実装により、当初10%未満だった解約率が3%台へと劇的に低減。カスタマーサクセスが共通の体験価値として定着した

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ベースフード株式会社様:共創を通じた顧客理解の高速化とCX向上

完全栄養食を提供するベースフード株式会社様では、顧客の多様な生活スタイルに寄り添ったCX向上のため、以下のボトルネックを解消する必要がありました。

【導入前の課題】

  • 顧客が「どのように食べているか」という利用実態の把握が難しく、商品改良のヒントが不足していた
  • SNS上の声が散発的で、ブランドへの帰属意識を高める「継続的な対話」が実現できていなかった
  • インサイトが社内に蓄積されず、プロダクト開発と顧客の声が分断されがちだった

【導入後の改善・成果】

全社員参加型のコミュニティ「BASE FOOD Labo」を商品開発の共創拠点として位置づけました。

  • 「マリトッツォ風レシピ」などのUGCからトレンドを即座に特定し、新商品や販促企画への反映を高速化
  • 「自分たちの声でブランドが育つ」という体験により、LTVが向上。圧倒的なUGC創出によって、広告に頼らない自走的なブランド成長を実現した

→ 事例詳細はこちら

第6章 顧客体験を改善し続けるための仕組み

CX改善は一度では終わらない

顧客体験は、一度設計すれば完成するものではありません。顧客の期待値は常に変化するため、企業は継続的に改善を続ける必要があります。

顧客の声を収集し、分析し、改善するというサイクルを回し続けることが CX戦略の基本になります。

VoC(顧客の声)の活用

CX改善の出発点は顧客の声です。アンケートやサポートデータだけでなく、コミュニティやSNSなどから得られる顧客の声も重要な情報源になります。

これらの情報を整理することで、顧客理解の精度を高めることができます。

顧客理解を継続的に深める

顧客体験を改善するためには、VoCを組織全体で活用する仕組みが必要です。顧客の声を収集し、分析し、プロダクトやマーケティングに反映ことで、CX改善のサイクルを継続的に回すことができます。

こうしたVoC活用を支援する仕組みとして、顧客の声を分析するプラットフォームなども登場しています。顧客接点から得られるフィードバックを整理し、意思決定に活用することで、顧客体験を継続的に改善する組織づくりが可能になります。

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それでも、どこか噛み合わない。

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