ヤマハ発動機株式会社は、この壁を越えるため、2023年9月に電動アシスト自転車「PAS」のユーザーコミュニティ「Yamaha PAS Life」を開設しました。特徴的なのは、事業部門の販売施策ではなく、クリエイティブ本部による「人間研究・顧客研究」として始めたことです。
短期的な売上を直接の目的にせず、人はなぜコミュニティに集まり、つながり、熱中するのかを探究する。その取り組みから、お客さまの声を起点とした商品化、購入検討者の意思決定、部門を越えた顧客理解など、事業につながる変化が生まれました。
「売らない」顧客研究は、なぜ商品開発や社内の意識を動かしたのでしょうか。「Yamaha PAS Life」の立ち上げと実践、製造業におけるコミュニティの可能性を、木下拓也氏と永田智美氏に伺いました。