コミュニティ運営の成果をまとめた書籍化にも取り組み、社内外でのナレッジ共有へと展開。本記事では、コミュニティで得た成果と、オンラインコミュニティの活動を終了したあとにも感じる価値についてお伺いしました。
ヤマハ発動機株式会社様
【事例】ヤマハ発動機株式会社様|ユーザーと直接会話できる関係性の構築 コミュニティが生んだ「共創の物語」


- 概要
- 「ユーザーと共に価値を創る」——BtoCメーカーのヤマハ発動機がCommuneを活用し、顧客接点のデジタル変革に挑みました。オンラインコミュニティを活用してユーザーと開発者の距離を縮め、リアルな声を即時に反映。コミュニティ内での共創を通じて、ブランドロイヤルティ向上や新たな顧客体験の創出を実現しました。
コミュニティ運営の成果をまとめた書籍化にも取り組み、社内外でのナレッジ共有へと展開。本記事では、コミュニティで得た成果と、オンラインコミュニティの活動を終了したあとにも感じる価値についてお伺いしました。
コミュニティ運用、お困りではありませんか?
コミュニティ運用、
お困りではありませんか?
- 顧客の声やインサイトを拾いたいが、やり方がわからない
- そもそもコミュニティ構築が難しい、うまく設定できない
- コミュニティを作ったものの、うまく活性化できない
- 担当者の感覚や属人的な対応に頼りがち etc..
Communeは専門家による手厚い支援で、戦略から運用までを伴走。
豊富な経験を持つ専任チームが、戦略設計からKPI設定、運営実務の代行まで一貫サポート。
成果につながるコミュニティ運営を実現します。
Communeは専門家による手厚い支援で、
戦略から運用までを伴走。
豊富な経験を持つ専任チームが、
戦略設計からKPI設定、
運営実務の代行まで一貫サポート。
成果につながるコミュニティ運営を実現します。
課題
-
ユーザーとの距離をさらに縮める活動を進めたかった
-
メーカー自身による、ユーザーのエンゲージメントを高める取り組みができていなかった
活用方法
-
ユーザー同士がカスタマイズや日々のツーリングについて共有
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製品のカスタマイズに関する悩みをユーザー同士で解決
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商品開発者とユーザーが直接繋がる場を提供
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コミュニティのロゴステッカーやショーでの展示用のヘルメットをユーザーと共創
成果/これからの目標
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ユーザーの生の声を直接聞ける環境・関係を構築
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オフラインイベントでは多くの社員が参加し社内を巻き込めた
-
共創の軌跡を書籍という形に残し、次のチャレンジにつなげる
ヤマハ発動機が挑んだ新たな取り組み
はじめに、コミュニティを立ち上げようと思った背景について教えてください。
私たちの主力商品であるモーターサイクル、特に大型スーパースポーツバイク「YZF-R7」(以下、R7)の販売を進める中で、ユーザーとメーカーの距離をもっと縮めたいという思いがありました。特にR7は、「扱いやすく手頃な価格の大型バイク」というコンセプトで生まれた商品です。バイクライフをもっと楽しんでいただくためには、ユーザーのリアルな声を聞き、共にものづくりを進める場が必要だと考えていました。
従来のメーカーとユーザーの関係性は、販売代理店やディーラーを介することが多く、直接の対話は難しい状況でした。しかし、ユーザーの熱量を高め、商品開発にも活かすためには、メーカー主導でユーザーと直接つながれる場を設けることが必要だと感じました。
そこで、Communeを導入し、オンライン上での直接的なコミュニケーションの場を作ることにしました。
Communeを選択した理由は、営業担当の方が、「コミュニティはあくまで手段であって目的ではありません。コミュニティを通じて実現すべき目的は事業目標の達成なので、そういったコミュニティを運営していくのがコミュニティプラットフォーマーとしての役割です」と何回もおっしゃっていることに共感を覚えたからです。他のコミュニティサイトの企業様とも何回も面談したのですが、そういう言葉やニュアンスがしっかり伝わってきたのはコミューンさんだけでした。
共創を生むコミュニティの設計
実際にコミュニティを立ち上げてから、どのような運営を行いましたか?
最初に注力したのは「共創」を生む土壌作りです。例えば、R7オーナー同士がツーリングやカスタムの情報をシェアできる「R7交流部屋」や、開発者と直接やり取りができる「R7知恵袋」のような部屋を作りました。
また、バイクショーで展示するヘルメットのデザインや、コミュニティ専用のステッカーなど、ユーザーと一緒に作り上げるプロジェクトも積極的に行いました。これによって、ユーザーの「自分たちが商品づくりに関わっている」という実感を強めることができたんです。
特に印象的だった施策はありますか?
やはり、オフラインイベント「ゆるっとオフ会」が大きな転機でした。オンライン上で顔見知りになったユーザー同士や、開発担当者が一堂に会して交流する場を作ったんです。最初は緊張していた社員も、直接ユーザーの声を聞けたことで「もっと良い商品を作りたい」と強く感じるようになりました。
また、ユーザー同士が「自分たちのバイク」という意識を持つようになり、より深い関係性が生まれました。結果として、社内の他部署からも「この取り組みを活用したい」という声が増え、コミュニティの価値が社内外で認識されるようになりました。
消えてしまうには惜しい、共創の軌跡
そこから、書籍化の話が出てきたのはいつ頃だったのでしょうか?
オンラインの時代ではありますが、「自分たちが関わった軌跡を手元に残しておきたい!」と考えるお客様は多数いらっしゃると考えました。本コミュニティは期間限定のトライアルであることも事前にコミュニティメンバーには共有していましたが、彼らから「コミュニティ閉鎖後、全て消えてしまうのは悲しい」とコメントを頂いていたことも書籍化の後押しとなりました。
書籍化の意図とインパクト
感謝と未来への橋渡し——書籍に込めた想い
書籍を制作するにあたり、どのような意図があったのでしょうか?
目的は二つです。一つ目は「活動の軌跡をカタチに残しコミュニティメンバーへ感謝を伝える」、二つ目は「コミュニケーションデザインのトライアルケースを社内に残し次の活動につなげる」です。オンライン保管だと多くの情報の中にいつか埋もれてしまいますが、書籍という形であれば手元にある限り思い出しやすく、いつでも見返すことができますからね。
書籍を出されたことで、どのような反響がありましたか?
本活動の目的・概要・結果が一冊にまとまっているので社内外の説明資料としても活躍しています。ヤマハ発動機が目指すデザインが「魅力的な製品意匠デザインの創出」だけでなく、「お客様の製品検討段階から購入、実際に楽しく使用頂くまでのコミュニケーションデザイン(お客様のドラマティックストーリーをデザインする)」であるということがわかりやすく体現されていると好評いただいています。
受け継がれる共創の精神
オンラインコミュニティの取り組みを終了した現在も、コミュニティの成果や価値は残っていると感じますか?
「お客様のドラマティックストーリーをデザインし、感動をお届けする手法」として今回はオンラインコミュニティという手法をトライし、手応えを感じることができました。これからは他の手法を試しながら、感動創造企業ヤマハ発動機としてこのテーマにチャレンジしていきます。
オンラインコミュニティは終了していますが、“企業活動におけるお客様との関係性”が急速に変化/多様化していく現代社会においてコミューンさんに提供頂いたプラットフォームは時代にマッチしており今回の私たちの企画推進の大きな手助けとなりました。コミュニティ参加者(お客様)からの視点では非常に明解で使いやすいサイト設計がなされており、ストレスなく参加/閲覧ができましたし、サービス提供者(企業)からの視点では動向を分析できる機能がとてもありがたかったです。即座に分析し迅速に次の一手を打てるスピード感は今の時代に必要不可欠な要素のひとつだと思います。
グローバルなAI時代におけるコミューンさんの次の一手に期待しております。またぜひご一緒しましょう!
ありがとうございました!共創というテーマのもとにご一緒できたことを心より嬉しく思っております。今後とも、お客様と共に価値を創り出す挑戦を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
コミュニティ運用、お困りではありませんか?
コミュニティ運用、
お困りではありませんか?
- 顧客の声やインサイトを拾いたいが、やり方がわからない
- そもそもコミュニティ構築が難しい、うまく設定できない
- コミュニティを作ったものの、うまく活性化できない
- 担当者の感覚や属人的な対応に頼りがち etc..
Communeは専門家による手厚い支援で、戦略から運用までを伴走。
豊富な経験を持つ専任チームが、戦略設計からKPI設定、運営実務の代行まで一貫サポート。
成果につながるコミュニティ運営を実現します。
Communeは専門家による手厚い支援で、
戦略から運用までを伴走。
豊富な経験を持つ専任チームが、
戦略設計からKPI設定、
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