株式会社サイバー大学

キャンパスの中心にある芝生のような場所をオンラインコミュニティで作りたい。

キャンパスの中心にある芝生のような場所をオンラインコミュニティで作りたい。
株式会社サイバー大学
キャンパスの中心にある芝生のような場所をオンラインコミュニティで作りたい。
株式会社サイバー大学
  1. Commune(コミューン)
  2. 導入事例一覧
  3. ユーザー間交流の導入事例
  4. キャンパスの中心にある芝生のような場所をオンラインコミュニティで作りたい。
概要
株式会社サイバー大学は、2007年に開学した日本初の株式会社立・フルオンライン大学です。時間や場所に縛られず、学びたいすべての人に質の高い教育機会を提供することを理念に掲げています。
通学のない学びの場で「横のつながりが欲しい」という声に応える形で、2023年に学生・卒業生・教職員が自由に集い交流できるオンラインコミュニティを立ち上げました。
学生の孤独感の軽減や、学びのモチベーション維持、履修継続率の向上を目的とし、学び合い・支え合うエコシステムとしての役割を果たしています。今回は、導入の背景と成果について、キャリアサポートセンターの増田様・日髙様にお話を伺いました。
運用体制
学生部キャリアサポートセンターの3名が企画・運用を担当
 ・マネージャー1名が全体の戦略設計を担当
 ・メンバー2名が施策立案や日常運用を担当

教職員は個人アカウントで学生と交流し、心理的安全性を醸成
導入の決め手
・他社サービスと比較し、UIの使いやすさとサポート体制に信頼感
・「芝生のように自由に集える場所」を実現できるツールと感じた
・Commue導入企業の熱量や事例から、可能性を強く実感

課題

  • 学⽣の学習に対するモチベーションの維持・向上を⽬指したい
  • 休・退学の抑⽌や履修継続率の向上を⽬指したい
  • フルオンライン⼤学であっても、通学制⼤学の様な学⽣⽣活を送ってほしい

活用方法

  • 在学⽣、卒業⽣、教職員の相互コミュニケーション
  • 在学⽣、卒業⽣間で学習⽅法や学びの中での気付きの共有
  • 在学⽣、卒業⽣有志によるオンライン勉強会や交流会の開催

成果/これからの目標

  • 休・退学を思いとどまる学⽣が出てきた
  • 学内のオンライン・オフライン両⽅の交流が活性化された

多様な⼈が学ぶフルオンライン⼤学

はじめに、御社の事業について教えてください。

サイバー⼤学は2007年に開学した株式会社⽴のフルオンライン⼤学です。
⼊学から卒業まで通学が⼀切不要の4年制⼤学であり、⽂部科学省の認可を受けており他の通学制⼤学と同様に、⼤学卒業資格である学⼠号を取得することができます。

本学は「場所や時間など個⼈の環境や条件を問わず、勉学に意欲のある多くの⼈に幅広く質の⾼い学修の機会を提供し、社会の形成者として有能な⼈材を育成すること」を理念に掲げ、運営をしています。

コミュニティの運用体制について教えてください。

学⽣部に属するキャリアサポートセンターが運⽤を担当しています。

全体の戦略設計を担うマネージャー1名を中⼼に、コミュニティ施策のアイデア出し、施策の推進をリードするメンバー2名で運⽤しています。私たちは、⼀般的なキャリアサポートセンターの業務内容に加えて、新⼊学⽣に対するウェルカムセミナーの企画や運営、卒業⽣に対するキャリアカウンセリングや同窓会の運営⽀援などにも取り組んでいます。

株式会社サイバー大学 増田美里様のお写真

学⽣たちが⾃由に集い、交流できる場所を作りたかった

コミュニティ導⼊前に感じていた課題は何でしょうか?

横の繋がりが欲しい」 「学友が欲しい」という学⽣からの切実な声が多く寄せられており、学内でも解決する必要性を強く感じていました。過去に別のSNSサービスで学内コミュニティを設置していた際には、あまり学⽣に浸透せずに、⼀部の学⽣のみが交流している状態でした。

フルオンラインでの学習は、学友の存在を感じづらく、孤独感に苛まれ、学習のモチベーション維持に悩みを抱えている学⽣が少なくないことが分かりました。そこで、⽇々学びを深めている学⽣同⼠が交わり、お互いに励まし合い、刺激し合える場所を⽤意することになりました。

コミュニティ導⼊の⽬的を教えてください。

1点⽬は多様な学⽣が学ぶ本学での⼈脈を広げてもらい、⼤学⽣らしい学校⽣活を送ってもらうことです。そのためには、誰もが⾃由に集まって交流できる、キャンパスの中⼼にある「芝⽣」のような場所が必要だと考えました。そこでの交流を通じて本学への帰属意識が⾼まり、卒業後も本学との繋がりを維持して欲しいと考えています。実際、コミュニティには卒業⽣の参加も認めています。

2点⽬は学⽣の履修継続率・卒業率の向上です。学⽣同⼠が励まし合い、刺激し合うことで学習意欲を増進させる効果があるのではと考えました。

Commune導⼊の決め⼿は何でしょうか?

導⼊を企画した当時の担当者からは、 「同様のサービスを展開する競合他社様と⽐較し、ご対応やサービス内容が素晴らしく、UIも管理者側・ユーザー側の双⽅で直感的に使いやすかった点と、コミュニティに対する可能性を信じている社員の皆様の熱量が最も感じられたことから、Communeの導⼊を決めました。 」と聞いています。

サイバー大学パンフレット

学⽣たちの⽇常や息遣いを感じる投稿が増加

コミュニティ内ではどのようなやり取りが⾏われていますか?

学⽣たちの⽇常が垣間⾒られる投稿や学⽣同⼠で活発に交流している様⼦が多く⾒られます。
最も多いのは、授業関連の投稿です。各学⽣がおすすめ授業の紹介や受講後の感想、仕事や実⽣活で学びが活きたエピソードなどを投稿しています。コミュニティ内で授業の感想を投稿したところ、担当教員がコメントをつけて、そこから交流が⽣まれるといった、今までにない新たな交流の機会が⽣まれています。

運営にあたって⼼がけていることを教えてください。

学⽣が⾃由に交流できる状態が望ましい姿であると考えており、管理⼈の役割を担う事務局アカウントと、学⽣との交流を深める教職員の個⼈アカウントを使い分けて、事務局・運営側は極⼒コミュニティ内での管理者としての存在感を消すように⼼がけています。
全体に対するお知らせや⼤学に対するご意⾒・ご要望などに対する返信は事務局アカウントから⾏い、学⽣と個別にやり取りをしたい場⾯では教職員の個⼈アカウントを使⽤し、⾃⾝の考えや意⾒を⾃由に投稿する事にしています。「教職員の顔や⼈柄が⾒える」状態を作ることで親近感を与え、学⽣のコミュニティ内での⼼理的安全性を⾼めて、更なる交流の活性化に繋げていきたいと考えています。

実際にコミュニティの中で印象的だったやり取りはありますか。

期末試験期間に実施した「学⽣応援企画」です。学⽣が勉強に向き合う状況の中、その取り組みを応援したいという発想から「#期末試験期間」 「#サイバー⼤学⽣全⼒応援団」というハッシュタグを使って、試験期間の学⽣投稿に対して、必ず応援コメントをつけるという企画を実施しました。
これらのハッシュタグが徐々に学⽣の間でも使⽤されるようになり、試験期間ならではの励まし合いが活発に⽣まれていきました。こういったやり取りは、コミュニティという場が存在しなければ起こりえなかったものです。
もう⼀つは、⼊学早々にキャリアサポートセンターとの個⼈⾯談を希望し、 「授業についていけるか不安」と⾯談で語っていた学⽣が、⾯談から1年ほど経過した後に、コミュニティの中で⾃発的に新⼊⽣に向けた激励のメッセージを⻑⽂で投稿してくれました。実際に同じ不安を抱えていた少し先を⾏く先輩からの⾔葉は、新⼊⽣にとって教職員からのどんな⾔葉がけよりも励まされるものであったと思います。

株式会社サイバー大学 日髙智運様のお写真

コミュニティのおかげで休・退学を思いとどまった学⽣も

コミュニティ運⽤を通じて得られている効果はありますか?

コミュニティ利⽤者へのアンケートでは「コミュニティを通じて休・退学を思いとどまった」と回答をしている学⽣も⼀定数おり、コミュニティの存在が学⽣の学習継続に貢献していることを表していると考えています。
また、教職員の学⽣⽀援に対するモチベーションの増加にもつながっています。学⽣の様々な投稿を⽬にすることで、これまで以上に学⽣を⾝近に感じる事が出来る様になり、教職員の学⽣⽀援に対する主体性がさらに増したと感じています。

サークルのような⼩規模なコミュニティも内包する学びのエコシステムを構築していきたい

今後どのようなコミュニティの姿を⽬指していますか?

サイバー⼤学という⼤きなコミュニティの中に、サークルのような⼩規模なコミュニティをいくつも作っていきたいと考えています。共通の趣味や特定のテーマに関⼼を持つ⼈たちが集まる⼩規模のグループをいくつも作り、各グループの中で活動や交流を深めてもらうことで、コミュニティ全体の活性化に繋げていきたいと考えています。

コミュニティを事業にどう活かしていきたいとお考えでしょうか。

学⽣の学びのモチベーションを⽀えるインフラにコミュニティを据えていきたいと考えています。学びたいと考える全ての⽅のためにサイバー⼤学が存在し、多様な経験を持つ学友や卒業⽣と⾃由に繋がれて、励まし合い、刺激し合い、新たな学びや⼈と出会える。そのような好循環を、このコミュニティを基盤として育んでいくことで、社会の形成者として有能な⼈材を育成し、輩出し続けていきたいと考えています。

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