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経験者が語るコミュニティの「いま」と「これから」-Accelerate the SHIPイベントレポート

2024/09/19

経験者が語るコミュニティの「いま」と「これから」-Accelerate the SHIPイベントレポート
コミューン編集部

コミューン編集部

2022年7月20日(水)、Communeをご契約いただいているお客様限定のイベントAccelerate the “SHIP”を、オンラインにて開催いたしました。
コミュニティ運営ご担当者様を中心に約50名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様からは、「コミュニティ業界自体の動向や、他社様の取り組み事例など学びが多かった」「改めてコミュニティの重要性を実感した」といった感想をいただきました。
当日ご参加いただきました企業の皆様、改めてありがとうございました。

Accelerate the “SHIP”とは

開催目的

Commune(コミューン)をご契約いただき、コミュニティ運営をされているご担当者様に向けて開催いたしました。
目的は以下の2つです。

・コミュニティの持つ力や可能性について再認識いただく
・コミュニティ運営に関するお悩みのヒントや解決策を持ち帰っていただく

”SHIP”とは

SHIPとは、Commune(コミューン)ご契約企業様限定のコミュニティです。
日々ノウハウの共有やお悩みのご相談など、さまざまな情報交換が行われています。

当日のアジェンダ

・Commune(コミューン)開発ロードマップ発表
・2022年上半期コミュニティトレンド振り返りと下半期の展望
・コミュニティ波乱万丈〜あのコミュニティのライフラインチャート大公開〜

Commune(コミューン)開発ロードマップ発表

まずは取締役 Head of Japan 兼 CPO 橋本翔太より、Commune(コミューン)のプロダクトロードマップについて発表いたしました。

2022年上半期の振り返りと、今後の開発方針・具体的な開発内容について共有いたしました。

Commune(コミューン)のプロダクトロードマップ

2022年上半期コミュニティトレンド振り返りと下半期の展望

続いて、コミュニティストラテジー部 マネージャー 駒谷徹より、2022年上半期のコミュニティ動向と下半期の展望について発表いたしました。

上半期の動向
・「コミュニティは非常に価値があるが難しい」という認識が浸透
・コミュニティが複数の目的で運営されるようになり、部門横断する動きが増加

下半期の展望
・コミュニティ運営に対し、質実剛健さが更に問われる

上半期の動向

「コミュニティは非常に価値があるが難しい」という認識が浸透

コミュニティに対する過度な期待は過ぎ去り、意味はあるが成功させるにはそれ相応の覚悟が必要だという認識が広まってきました。

2021年前半
黎明期:「コミュニティって意味ある?」

2021年後半
過度な期待:「コミュニティはすごい。乗り遅れるな」

2022年前半
幻滅期→啓発期:「絶対に意味はある!しかし取り組むには相当覚悟が必要」

幻滅期→啓発期

コミュニティが複数の目的で運営されるようになり、部門横断する動きが増加

一昔前に多かった引き合い「特定の課題解決のために、一部門がコミュニティを導入する」
・サポート工数を落としたい
・ユーザー同士で解決して欲しい

最近の引き合い「事業の全方位の課題解決のために、全社的にコミュニティを導入する」
・ファン育成
・カスタマーサクセス
・新規顧客獲得
・製品開発
・事業の競争優位性獲得

下半期の展望

質実剛健さが更に問われる

コミュニティに対する理解が広まり、期待はされる一方、成功させる難易度が高いことも認識されるようになりました。こうした風潮の中で、多くの企業・コミュニティ担当者の注目は「どうすればうまく運営できるのか?」に集まってきています。

そこで、質実剛健なコミュニティ運営へのヒントを3つご紹介します。

①接触頻度を大事にしよう

今ではリアルでの交流の前にオンライン上で関係を構築することが一般的です。コアメンバーとの関係値を構築しコミュニティを強固なものにするためには、コミュニティ上でどれだけ高頻度なラリーができるか、が大事だと言えるでしょう。

②SNSと差別化できてるか確認しよう

確認する方法の一つとして、『同じ投稿をSNSとコミュニティで行い、どのような反応・交流が生まれるか比べる』というやり方があります。

例えば、私、駒谷がある嗜好食品系のコミュニティにて投稿したところ、10以上の専門的なコメントをいただきました。

同じ内容をTwitterで呟いてもおそらく1コメントも集まらないと思うので、しっかりとSNSと差別化できており、エンゲージメントの向上やコアファンの育成に貢献していると実感しました。

③コミュニティ体験しよう

『コミュニティ運営が上達するには他のコミュニティに参加するのが一番』とコミュニティのプロは口を揃えておっしゃいます。

コミュニティの肌感覚を養うためには、コミュニティに参加することが一番だと言えます。

コミュニティ波乱万丈〜あのコミュニティのライフラインチャート大公開〜

Commune(コミューン)ご契約企業のコミュニティマネージャーの皆様に登壇いただきました。ご自身が運営しているコミュニティのライフラインチャートをご紹介いただき、これまでのコミュニティ運営の歩みを振り返っていただきました。

コミュニティが順調に進んでいた、嬉しかった時の話から、挫折しそうになった、辛かった時の話まで、赤裸々にお話いただきました。

ご登壇いただいた方は以下の5名です。貴重なお話をありがとうございました。

ご登壇者情報

株式会社プラザクリエイト 竹内様
株式会社ネクスウェイ 後藤様・金坂様
ベースフード株式会社 吉田様
コミューン株式会社 金子さん

株式会社プラザクリエイト 竹内様

株式会社プラザクリエイト 竹内様

★プレオープンから2ヶ月間WAU40%、投稿ユーザー率30%

プレオープンイベントでの盛り上がりも、時間の経過とともに徐々に落ち着いてしまうかなと思っていました。
しかし、コミュニティオープンから1ヶ月経っても、投稿数・いいね数等のアクティブ率はずっと高いままでした!

要因としては、

・数名のコアファンが積極的に投稿してくれるだけでなく、新規ユーザーへのケアまで自発的に行ってくれたこと
・なかなか投稿やコメントがしづらいユーザー向けにスタンプを作成し、簡単にリアクションできるようにしたこと
などが挙げられると思います。

株式会社ネクスウェイ 後藤様・金坂様

株式会社ネクスウェイ 後藤様・金坂様

★1イベントで投稿数23件!

ユーザーさんに、投稿しづらい理由についてヒアリングしたところ、「何を投稿したら良いかわからない」「考える時間が取れないので、投稿の優先順位は低くなってしまう」というお話をいただきました。

そこで、投稿を促す2つの工夫を実行しました。

・投稿のフォーマットを用意する
・投稿してくれた方にナレッジが詰まった登壇資料を送付する

すると、これまで3件ほどだったイベント後の投稿が、なんと23件に増えました!

ベースフード株式会社 吉田様

★全員参加型に変更、研究員が増加

初期のコミュニティの目的は、ロイヤルティの高いお客様のさらなるロイヤル化でした。しかし、力点を初期ユーザーの方の購入継続化に置いたことで、コミュニティの役割をオンボーディングへと転換し、その結果、研究員(コミュニティメンバーの呼称)が拡大しました。

★人数拡大するもMAUが上がらない…数値目標設定に悩む

人数は拡大するも、中には熱量があまり高くない研究員もいるので、次第にMAUが低下してしまいました。

MAUを上げるべく多くの手を打ちましたが、そもそもMAUを上げることでどんな効果があるのか疑問に感じるようになりました。

★研究員を分析!定量的な数値目標設定が見えてきた!

そこで改めて研究員を分析しました。すると、研究員の全友人紹介数のうち、約8割がアクティブな研究員数百名によって行われていることが判明しました!

→コミュニティの役割を、熱量を高め友人紹介につなげることと認識し、数値目標を「友人紹介数を一定数以上行ってくれるアクティブな研究員を増やすこと」に設定し直しました。

今後は、コアなファンがより活躍できるような環境を整えて、まるで準社員のようにより多くの人にベースフードを広めてもらえればと考えております。

コミューン株式会社 金子さん

コミューン株式会社 金子さん

★かねこが入社し、1ヶ月半の間に35名のSHIPメンバーにインタビューをし、ネットワーキング&イベントを沢山開催!

入社直後のSHIPメンバーへのインタビューで、多くの方がイベントを期待していることがわかりました。ですので、第1回目のSHIP PARTYは35-50人くらいは集まると思っていましたが、なんと蓋を開けてみると2人しか申し込みがありませんでした。

参加人数が少なかった原因として、「そもそも情報が届いていないのでは」「参加を迷っていて背中を押してほしいのでは」と考えました。

そこで、イベントの案内を一人一人DMで送るようにしました。さらに、「◯◯さんが希望していた交流会をカタチにしました!」など、なるべく文面を変えるようにしました。

すると、返信率は85%、また、返信してくれた方の参加率は100%でした!
やはり手間暇を惜しまずに泥臭く営業をすることが大事だと感じました!

ディスカッション&FAQ

普段は聞けないコミュニティマネージャーの皆様の赤裸々なお話が聞くことができ、これからのコミュニティ運営に役立つ貴重な勉強の機会となりました。

ご登壇いただいた皆様、誠にありがとうございました!

また、イベントを通して3つの切り口でコミュニティを取り上げ、皆様と交流することができました。ロードマップの発表、コミュニティトレンドの振り返り、そしてコミュマネのライフラインチャートと、それぞれでいただいた皆様の反応やお声を通し、改めてコミュニティの可能性や重要性を認識するとともに、これからの取り組みに活かせる貴重なヒントや学びを得られる2時間でございました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

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